H u m d r u m【 埋 没 す る 日 常 ・99年9月 】

1999/09/17

1999/09/15 Koeln
●下の文を打ってケルンのホテルでアップしようとしたら、モデムの調子がおかしくなっていた。何だかんだやって結局断念。日本に帰ってきてこれを打っている。ドイツのホテルは内線電話がデジタル化されていることが多く、その場合単にモデムと変換プラグを持って行っただけではダメ。昔ながらの音響カプラがむしろ便利というので持っていった。そこまではよかったのだが●ベルリンのホテルの電話の横腹にデータポートというのが出ていて、結局それは使い物にならなかったのだけど、音響カプラを使う前に直接モデムをつないで試してみた。もちろんつなぐ前に回線チェッカーを入れて変な電圧がかかってないことを確認した後でのことである。しかしそのデータポートがうまく使えないので、ベルリンではずっと音響カプラを通してつないでいた。だからもしモデムが壊れたのなら、一度データポートにつないだことが後になってからじわじわ〜っと悪影響を及ぼしたとしか考えられない。そんなことがあり得るのだろうか●というわけで後半(というより3分の2)は、Daysの売り物であるリアルタイム更新が出来ずじまい。これでは何のためにノートPCと接続小物一式(PC本体より重いんだこれがー)を持っていったのだかわからない。放っておけば破れアイコンが出まくってしまうし・・・仕方がないので知人宅でPCを借り、telnetで事務所のマシンにログインし、jsato.orgの表紙のDays自動更新スクリプトをとりあえず一時停止させた。何だか非常に情けなかった●で、今回、リアルな問題になったのが「時差」。Daysの自動更新は日本時間の午前3時に日が変わる、すなわち日付画像が変わる、ように設定してあった。しかし日本時間の午前3時は向こうでは午後8時。サマータイムなんで8時はまだまだ明るくて、外でうろうろしている時間である。つまり更新が間に合わない。破れアイコンが出る(笑)。そんなら日が変わるタイミングを遅くすればいいじゃないかとあるひとに言われた。まさにその通りなんである。もはや日本時間にこだわる必要はなくなっている、ということなのだった●ローカルタイムって、これからどんどん意味がなくなっていくのだろう。Daysも世界時間(協定世界時:UTC)で日付が変わるようにしようっと。
1999/09/12

1999/09/12 Berlin-Koeln
●ドイツに来ている。今、ベルリンからケルンまでのICEの車内で試しに打ってみる。そのこと自体にあまり意味はない。頭に大量の新しい情報を入力している真最中に、同時に何か出力しようとするのは、やはり無理なのだ。あと18分でケルン到着。
1999/09/07

1999/09/07 Tokyo
●Web Photo Collaborationの2回目を、10月にやることになった。実は結構前に決まってたのだけど、ここに書くのを忘れていたのだ。今度のテーマは、CRTという。CRTっていうのはもちろんブラウン管のことだが、こじつけでCRT Rewrites Tradition という再帰的な意味も持たせたりしている。おお!これってGNUみたいだ(笑)。写真の伝統を書き直してしまおうなんて、別にそれほど気負って仕掛けているわけでもないのだが。それでもこの半年ぐらい、何だか気がつかないうちにひょっとしたら少しずつ書き換えをやってしまっているんじゃなかろうか、なんてふと思うことがある●コラボレーションに関連して先日、広告代理店・博報堂の「広告」という、そのものズバリの名前の雑誌の取材を受けた。さすがに広告業界の人は敏感である。4人がWeb上で毎日、日替わりで写真の展示をやりまーす、なんて言ってしまうと、何だかどこが新しいのかちっともわからないような気もするのだが。そこはそれ、ちゃんと勘所を見抜いてくれていた。編集者のひとは広告業界も今、ぐらぐらに揺れてますよ〜みたいなことを言ってたが、それでも彼らはちゃんとこのメディア上で、うまい具合に広告システム作り上げるだろうと思った。で、9月15日発売の9月号を見てもらえるとうれしい。そういえば博報堂の社員食堂は聞いたことも見たこともないような不思議な面白い飲み物の宝庫であった。




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